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車いすでのお出かけをお手伝いする予約制タクシー

月島もんじゃランチ

5月末日深夜にフィリピンより到着された車いす利用の奥様を含む御一行様を羽田空港へお迎えにお伺いし、品川のホテルまでお連れすると、もう6月が始まっていました。飛行機旅の疲れを癒やされて迎えた日曜日、1日東京周遊がスタートです。

品川を出発し、まずは東京タワー周辺で、新緑と東京タワーをバックに写真撮影。さらに日比谷通りを北上して、皇居を左手に観ながら、内堀通りをひと回りし、東京駅丸の内側で降車。このたびの東京周遊では、通訳ガイドYukakoさんが参加してくれているので、徒歩で皇居外苑散策へ出発です。東京駅丸の内から皇居外苑に続く遊歩道も含め、皇居外苑はユニバーサルデザインへの取組が徹底されていて、車いすでの散策も問題ありません。

ウィルゴは、散策帰りの御一行様を迎える楠公駐車場へ移動。いつもの通り、事前に駐車許可証を入手しているので、はとバスなどと一緒に御一行様の帰りを待ちます。6月としては暑い日差しの午前中、ウィルゴの近くまで戻ってこられた御一行様は、楠木正成像横の売店でアイスクリームで一息つかれた後に乗車され、ランチへ出発。

東京のローカルフードをトライしてみたいと言われていた奥様のリクエストに応えて、Yukakoさんが、事前リサーチして、提案してくれたのが月島もんじゃランチ。車いすで利用できると公表している月島もんじゃ振興会協同組合加盟23店から、下見をしたうえで選択・予約してくださいました。壱番街から四番街と続くもんじゃストリート(西仲通り)は、日曜・休日は正午から7時まで歩行者専用道となり、車両通行はできません。この日は、12時前に到着できる行程を組んでくださったので、予約していたお店付近の西仲通りで降車してもらうことができ、的確なスケジュールを組んでもらえたYukakoさんに感謝です。ただ、車いすでのお手洗い利用は、各店舗に期待するのは難しいので、月島もんじゃストリート壱番街入口付近と、西仲通地域安全センターから隅田川方向に向かって少し先にある公衆バリアフリートイレが安心でしょう。

もんじゃランチを楽しまれ、もんじゃストリートを散策してウィルゴに戻られた頃から、すこし、雲行きが怪しくなってきましたが、次なる目的地、ハードロックカフェへ。ご主人は、ここで、どうしても買いたいものがあるとのことで、ちょっとの間だけ停車し、ご希望の品物をゲットして笑顔で戻ってこられました。そして次は東京都庁展望室へ向かいます。残念なことに、到着した頃には、雨が…。でも、展望室まで登られて、雨の東京を見下ろしながら、カフェでのんびりと時間を過ごされました。都庁を出発するころには、雨は本降りとなってしまい、品川のホテルまでお送りした1日東京周遊となりました。

この東京周遊の2日後、御一行様は品川のホテルをチェックアウトし、ダイヤモンド・プリンセスでの日本周遊へ出発されました。横浜大さん橋に接岸しているダイヤモンド・プリンセス、とにかく巨大です。

韓国・済州島にも寄港した10日間の日本周遊を終えて、横浜大さん橋に戻ってこられた御一行様のお迎えにも伺いました。寄港した各地での観光、そしてダイヤモンド・プリンセス内での様々なエンターテインメントを満喫されたとのこと。きっと、多くの乗船客が同じような思いを持って到着されたのでしょう。ただ、午前6時過ぎに着岸した乗客定員2,706名のダイヤモンド・プリンセスから下船するだけでも、かなりの時間を要します。そんななか、乗船客の荷物を積み下ろすフォークリフトが忙しく動き回り、下船してくるお客様を待ち構えるタクシーが、桟橋脇にあるタクシープールを満杯にするほど、列を作って待ち構えています。

忙しく動き回る裏方とは異なり、下船客を迎えに来た方々しかいない到着ロビーや、朝日を浴びている「くじらのせなか」と呼ばれる大さん橋屋上広場は静寂に包まれていています。いざ、下船が始まると、タクシーを利用する人、クルーズ会社が手配したバスに乗り込む人などが、出迎えスタッフの誘導で、それぞれの通路を進んでいきます。しばらくすると、到着ロビーは到着客と荷物が溢れていました。

御一行様は、大さん橋駐車場に駐車していたウィルゴに乗車され、首都高を経由して羽田空港へ向かい、帰国の途につかれました。クルーズ旅は楽しまれたものの、東京滞在は数日しかなかったことを残念がっておられました。が、「また、来るからね」と笑顔でチェックインへ向かわれました。

横浜大さん橋
ダイヤモンド・プリンセス