全国37の宿泊施設を展開する「かんぽの宿」。郵政民営化前は、簡易保険加入者しか利用できませんでしたが、民営化後は、誰でも利用できる宿泊施設となりました。この生い立ちもあってか、バリアフリー化された客室を備えている施設が幾つもあります。今回は、2年前にもご紹介した「かんぽの宿 青梅」を改めてご紹介します。新型コロナウィルス感染防止対策を意識しながら、近場で小旅行(マイクロツーリズム)を満喫できる東京都内のバリアフリー・温泉施設です。
©かんぽの宿
四季多彩な自然に囲まれた施設ですが、交通の便はとても良いので、小旅行にはピッタリ。JR青梅駅から10分、中央自動車道・関越自動車道から圏央道を経由して近隣ICから約20分で到着。この施設に2年前にお連れしたお客様は、杉並区高円寺からのドライブで到着されています。
バリアフリー対応客室は2種類あるそうです。まずは、「絨毯敷きの小上がりが付いたツインルーム。電動ベッドをはじめ、天井に設けた走行リフトを使って、ベッドから室内にある浴室、トイレまで移動することができます」とのこと。
もっと広い室内の「ブローバス付エグゼクティブルーム」にも、同様のバリアフリー設備が用意されていて、どちらのお部屋も、入口ドアは車いすに優しい引き戸タイプ。
お部屋のお風呂は、残念ながら温泉ではないそうですが、天然温泉の大浴場には浴用車いすが用意されています。また、浴室車いすと半自動リフト付きの天井走行リフトで、脱衣室からトイレ、洗い場、浴槽へ移動できる小浴室を事前予約することもできます。ただ、こちらも天然温泉ではないのが残念…
6月から営業再開した「かんぽの宿 青梅」。感染防止対策を施しながらではありますが、爽やかな多摩川の清流で涼をとりに、美しい秋の紅葉を眺めに、ウィルゴでの小旅行を計画されてはいかがですか?