杉並区では、4月30日から予約受付が始まった75歳以上の方々へのワクチン接種が、今日(5月17日)からスタートしました。接種会場のひとつである杉並区立桃井原っぱ公園仮設建物へ車いすご利用のご高齢者をご案内しました。
桃井原っぱ公園は、かつて中島飛行機株式会社の工場があった場所で、後に、日産自動車株式会社の工場となり、工場移転後、地域の人々の憩いの場として、災害時は周辺の消防署、警察署、病院等と連携した避難拠点として活用されている40,000平方メートルにもなる大きな公園です。この公園北側緑地部分に、新型コロナワクチン接種会場が仮設され、建物裏には、万が一に備えて、救急車も待機しています。また、通常は車両が入ることができない原っぱ脇に来場者用仮設駐車場も用意されています。
20分毎に設定された予約枠に従って、接種を受けられる皆さんが来場されています。仮設建物出入口にはスロープが設置されていて、バリアフリー対応はバッチリです! 今日は、曇り空でしたが、雨天の場合は、少し問題が…。というのも、それぞれの予約枠での受付が始まるまで、建物の外で並んで待たねばなりません。雨が降ったら、傘をさして順番待ちというのは、高齢者にとっては酷かなと感じます。ただ、20分枠の後半に会場に到着すれば、ほぼ、並ぶことなく受付を完了でき、建物内に入れるでしょう。ですので、予約枠スタート時刻から10分程度経った頃に到着するのが良いかもしれませんね。会場担当者に尋ねたら、「午前と午後の最終予約枠でなければ、予約した時間枠内に到着できなかったとしても、接種を受けることができますよ」とのことでした。
杉並区の接種会場で車での来場が許されている(駐車施設がある)のは、現時点で、立正佼成会法輪閣と、この桃井原っぱ公園のみです。桃井原っぱ公園も駐車台数に限りがありますので、満車の場合は、駐車場内での乗降だけが可能とのこと。ワクチン接種に訪れる高齢者に方々にとっては、移動が課題になることも多いかもしれませんが、ウィルゴなどの車いすタクシーを利用されるのも、解決策のひとつではないでしょうか。
いずれにせよ、ワクチン接種がコロナ禍を鎮めるキッカケとなり、多くの方々が、安心してお出かけできる日がやってくることを期待しましょう!