車いすで日々過ごしていらっしゃる方々に限らず、長く続くコロナ禍の影響もあり、以前よりお出かけされる頻度が少なくなってしまった2020年春からの約1年半。感染者数が激増した今夏から、感染拡大が下火になった今秋、思い留まっていたお出かけを再開される方が徐々に増えて、観光地にも活気が戻り始めたようです。
そんな昨今、お客様より、「主人が海を見たいと言っているんだけど、連れて行ってもらうことって可能ですか?」とのお問い合わせをいただきました。お話を聞いてみると
というようなご要望でした。ウィルゴでは、これらのご要望をもとに、神奈川県内・千葉県内で幾つかの候補地をご提案さしあげました。そのリストからお客様が選択されたのが、リビエラ逗子マリーナでした。名前の通り、クルーザーやヨットが多数係留されているマリーナを中心に、ホテル・レストラン・結婚式場・テニスコート・リゾートマンション・イベント施設など有する複合リゾート施設です。
レストランやホテルが立ち並ぶ辺りからは、海を見下ろすことができ、天気の良い日には富士山を眺めること、デッキで食事をすることもできます。食事は、創作イタリアンのリストランテAO、「FRESH, ORGANIC, LOCAL」がコンセプトのマリブファーム、カジュアルなロンハーマン・カフェから選ぶことができます。お客様がご予約されたのは、リストランテAO。建物周辺やレストラン内に段差がなく、車いすでの移動に全く問題がありません。また、男性用トイレ兼用の多目的トイレも設置されているので、比較的大型の車いすでも安心です。因みに、車いすをご利用の女性の方が多目的トイレを利用される場合は、レストランスタッフが、しっかりサポートしてくれます。また、隣接するマリブホテルには、独立した入口引戸仕様の男女兼用多目的トイレが設置されていますので、段差のない通路を経て、利用することもできます。
リストランテAOで昼食を楽しまれたご夫婦とヘルパーさんは、秋晴れのもと、施設内・マリーナ・近隣公園を散策され、写真を撮ったり、楽しい時間を過ごされていました。帰途についた車内では、「リストランテAOのスタッフの皆さんのきめ細やかな対応が嬉しかった」と笑顔いっぱいでした。リビエラ逗子マリーナを出発しての帰途は、すこし遠回りにはなりますが、逗子海岸から材木座海岸までの海沿いの道をすすみ、車窓からも海の景色や、水面を滑るウインドサーファーの姿を楽しんでおられました。
今回のご利用のように、ウィルゴでは、お客様のご要望をお聞きしたうえで、候補地・経路などを事前リサーチし、できる限り複数のご提案を差し上げるよう努力しています。すべてのご要望にお応えできるわけではありませんが、なんなりとご相談ください。