九州からディズニーランドへ

5月半ば、九州から羽田空港へ到着された、車いす（小児用バギー）ご利用のお姉さん、妹さんとお母さんのご家族をお迎えに伺いました。九州からの飛行機が到着し、車での移動準備を万全にされて、この乗降場所へやってこられました。

第1ターミナルには、身障者用乗降場が南ウイング・北ウイングのそれぞれに用意されています。2台分の駐車スペースではありますが、歩道と車道の段差を無くしてあるのは一部だけで、進行方向前側に停車した車両に車いすの方が乗降する場合は、段差を越えるか、段差のないところから車道を通るしかありません。東京の空の玄関口、もう少し配慮があっても良さそうなものです。小言はさておき（笑）、ご乗車いただき、宿泊先ホテルへお送りしました。

その後、ふたりのご家族が合流され、ディズニーランドへ。生憎、初日朝は激しい雨に降られてしまったそうですが、夢の国での滞在を満喫されたそうです。ディズニーランドのバスターミナル・イースト横にあるタクシー乗降場所へお迎えにお伺いすると、笑顔の皆さんがやってこられました。

お帰りは、飛行機ではなく、おじいちゃん・おばあちゃんのいらっしゃる名古屋へ新幹線で移動とのこと。改札を通る前に、少しお買い物をされたいとのことでしたので、八重洲口へご案内しました。ただ、八重洲口のタクシー降車・一般車両乗降場所は、東京の玄関口には相応しくない劣悪な環境です。スペースは狭く車両はひしめき、屋根もありません。一般車両ですら使い難い場所で、乗降時に車いすリフトを展開する必要のある福祉車両などからのスムーズな降車は望めませんし、バギーを伴っての地下街への移動も一騒動です。

ということで、地下街とエレベーターで直結していて、スペースが十分に確保された身障者用駐車枠が用意されている東京駅八重洲パーキング西駐車場へお連れしました。この地下2階にある駐車スペース横には、地上階の東海道新幹線各ホームへ車いすのまま移動することができる八重洲中央南口改札の直ぐ側まであがることができるエレベーターが用意されています。

地下1階まであがっていただき、地下街でお買い物された後には、同じエレベーターで地上階まで移動されるか、もしくは東京一番街ラーメンストリート付近にある別のエレベーターで地上階まであがっていただくこともできます。後者のほうが、エレベーター室内サイズも多少広く、バギーも余裕で載せることができますし、地上階は建物内なので、天候にも全く悩まされることはありません。

夢の国を楽しんだご家族。名古屋までの移動、もうひと踏ん張りです！ ご家族の状況などを踏まえて、移動経路・停車位置など、負荷の少ない手段を検討・提案させていただきますので、楽しいお出かけをスムーズに満喫していただけるよう、なんなりとご相談ください。