冷たい空気、澄みきった青空、そんな冬の景色に富士山は、とてもマッチしますよね。そして、どこから富士山を眺めるかで、その姿も様々です。今回の1日ツアーで、品川のホテルを出発して、最初に訪れたのは、訪日客にも有名な河口湖・大石公園です。公園駐車場から湖畔へ下っていく小径に一番近い場所に障害者用駐車スペースが用意されています。
車いすでも散策できる小径・花街道では、季節の花を楽しむこともでき、まさに富士山に「華を添えて」くれます。
ただ、富士山を愛でに出かけるにしても、天気が気になりますよね。交通状況にもよりますが、都内から中央高速道路を経由して河口湖まで約2時間は必要です。出発後に天候が変わってしまうかもしれませんが、ライブカメラで大石公園から見える富士山を確認しておくこともできます。
河口湖越しに大石公園から観る富士山は、富士山北側を観ることになります。どこから観るのかによって、見え方も変わってくるので、それも富士山の魅力のひとつです。
大石公園で富士山を眺めた後、東富士五湖道路を経由して、御殿場プレミアムアウトレットへ向かいます。広大な敷地に展開されるアウトレットですので、来場客数もハンパではありません。都内からの直行バス、御殿場ICからのシャトルバスなどを利用すると、一般車両は入ることができない乗降場所に到着することができます。車ででかけた場合、繁忙期は駐車場へ到達するのに、それなりの時間がかかることを覚悟しておいたほうが無難です。駐車場入り待ち車列を整理されてた係員の方に「車いす利用者です」と伝えると、「立体駐車場P7へ向かってください」との指示だったので、約30分ほど待って、障害者用駐車スペースへ到着。車両の両脇にしかスペースが確保されていない障害者用駐車スペースが多くて、リアゲートに車いすリフトが装着されているウィルゴだと乗降に不便なのですが、ここは、車両後部にもしっかりとスペースが確保されていて助かります。
P7駐車場内エレベーターで1Fへ降りると、そのまま、イーストゾーン・ヒルサイドへ移動できます。各ゾーンは斜面に展開されていますが、アウトレット内は完全バリアフリーなので、車いすでの移動・買物・食事・お手洗いなど全く問題ありません。さらに、各ゾーンを結ぶ連絡橋からは、河口湖・大石公園とは異なる富士山を観ることができます。
アウトレットでお目当ての品物を見つけたり、富士山を眺めたり、フードコートやレストランでゆっくりしたり、おもいおもいに素敵な時間を満喫できますよね。日暮れが近づくと、帰路につく方々が集中して、駐車場から退出するのに、これまた時間がかかることもありますが、東名高速御殿場ICより近くにある足柄スマートICを利用すれば、渋滞がなければ都内まで1時間強のドライブです。どうしても、週末には混雑が避けられない人気エリアですが、平日や、少し時間をずらした行程でも、楽しみたい場所であるのは間違いありませんね。