川越ツアー

朝の最低気温が氷点下になった1月下旬の東京。とは云え、陽射し溢れる日中は、すこし春の暖かさを感じることができるようになりました。風も弱く、陽射し溢れるなか、都内から川越市内を散策される方々のお手伝いをさせていただきました。

杉並界隈を出発し、関越道を経由し、川越市内へ約1時間のドライブ。平日ということもあり、渋滞レスの心地よいドライブです。川越市内へ到着し、最初に向かったのは川崎大師喜多院です。奈良時代まで遡るほどの歴史を持つと言われる天台宗川越大師喜多院は、江戸時代の川越大火で、殆どの建物が消失しましたが、3代将軍・徳川家光の命により再建が行われ、今日まで大切に保存されているそうです。特に、再建時に江戸城から移設された家光、家光の乳母であった春日局ゆかりの客殿・書院及び庫裏は、歴史を感じさせてくれます。川越大師喜多院の境内図は、こちらのサイトで確認できます。

大師堂として親しまれている慈恵堂には20段程度の階段があり、車いすでの参拝はできません。境内ガイドさんのお話では、年始など参拝用仮設スロープが用意されるとのことです。境内には、多目的お手洗いも整備されています。

川越大師喜多院に併設されている明星駐車場から境内へは、多少勾配がありますが、車いすでのアクセスが可能です。ただ、境内には玉砂利が敷かれている場所もあり、介助が必要になってきます。

参拝を済ませたみなさんは、お昼ごはんへ。「川越に行くならお昼は鰻」と決めておられたので、予約するため幾つかの鰻屋さんにコンタクトしてみました。まずは、喜多院近くの古風な建物で趣のある東屋をご希望だったのですが、あいにく、店内に車いすで入ることはできず断念。次に予約をトライした小川菊は、開店時刻の11時のみ予約を受けつけるとのことで、時間的な制約もあり、こちらも断念。そして、予約できた、喜多院から1kmも離れていない川越いちのやへ。正面入口は通りに面していますが、20台近く停めることができる駐車場が完備されているので、車いすでの乗降も全く問題なく、駐車場側出入り口より店内へ。店内はお座敷もありますが、車いすからの移乗にも便利な回転する椅子が備えられているテーブル席までスムーズに車いすで移動できます。お手洗いも車いす対応がなされているので、安心して、ゆっくりと食事を楽しむことができます。

お昼ごはんを終えて、多くの観光客が散策する大正浪漫夢通り、時の鐘周辺、蔵造りが建ち並ぶ中央通りを、たいへん込み合う週末ではなかったので、ゆっくりとドライブしました。本来は、ドライブではなく、のんびりゆっくり散策すると、いろいろな発見があったり、食べ歩きができたり、お土産を買ったりできるのですが、人混みを避けて、車窓から町並みを楽しむことを選ばれました。

空気は冷えきってはいるものの、陽射しが暖かく感じられる季節がやって来ます。コロナ禍で外出を控えられていた方々も、青空のもと、梅や菜の花などの芽吹きや、肌に触れる春の空気を感じてみてはいかがでしょうか。ウィルゴでは、みなさまのご要望をお聞きし、事前リサーチのうえ、あんしんリラックスのお出かけをサポートさせていただきます。

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